Contemporary Art Calligraphers Assosiation (CACA)。現代書家 岡本光平氏が特別顧問を務める書作家協会です。

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第6回 臨書展
2018.2.13→2.18
アートスペースリビーナ

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「CACA臨書展」開催!!               
CACA現代アート書作家協会の姿勢の一つとして、古典の臨書は必ず全紙で書くというスタイルを一貫して通してきた恒例の「CACA臨書展」が表参道のアートスペース・リビーナで開催されました。
臨書を全紙で書くというのは、半折で書くことより構成や持久力がはるかに難しく、一年がかりで制作して発表する地道な訓練をしています。       
作品の古典は各自が決めて、金文から篆書、古隷、王羲之、漢魏六朝の金石文、蘇軾、清朝作家、空海など日本の三筆、小野道風などの三跡の25点、倣書作品の約30点が並びました。
倣書は古典的な筆法や造形を生かして創作する少字数作品です。
書を勉強する者にとって古典は、音楽や絵画の世界と同じようにバイブルとも言えるものです。その伝統的、普遍的な筆法や造形性、精神性や格調を体感体得する訓練方法です。         
しかも、古典をお習字的にやみくもに書くのではなく、あくまで科学的、理論的に解析して理解しながら書く姿勢を重要視しています。 創作の字は誰でも筆で書けることから、一人よがりの軽薄な墨遊びの作品にならないために、しっかりとした基礎基本を日ごろから鍛練しています。     
新しいことをやるためには、古いことを学ぶことがいかに大切かを実感しながら、各人が個性を発揮する現代の本物の書のアスリートをめざしています。

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以下、受賞作品のご紹介です。
《臨書受賞作品》


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☆瑞鳳賞 「藤原行成 本能寺切」梨世 
日本的な優雅さのなかに凛とした藤原行成の線質と空気感を正確な筆法で復元しています。気脈の変化もよく捉えて鍛練の成果が伺えます。


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☆金虎賞 「嵯峨天皇 李嶠詩」原田榮雅
抑揚の激しい筆法を正確にコントロールしながら、原典の骨格と品格を乱すことなく貫通力を維持しました。線と造形に気迫が見てとれます。


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☆寶亀賞 「呉煕載 篆書崔子玉座右銘四屏」安田竜介
緊張感と忍耐をもっとも必要とする篆書の書体を忠実な筆法と字形で復元しています。寡黙でありながら全体の空間性も意識してよく捉えています。


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☆龍門賞 「空海 忽恵帖」山田咆月
空海の複雑にして高度な草書の筆法を理解し、古法を駆使しながら強弱のある間の取り方をよく見極めて貫通させました。




《倣書受賞作品》
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☆銀漢賞「飛龍」胡蝶
ダイナミックな運筆感を前面に押し出しながら書の原点である力強い表現性に成功しています。「龍」の異体字を採用したことも新鮮な効果となりました。


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☆銀漢賞「龍勢」岩科蓮花
抑揚のある筆づかいで重厚感もあり、中庸にして伸びやかな雰囲気をまとめあげました。古典的な筆法と字形がよく連動し緩急もとらえています。


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☆太白賞「春秋」芋切丸
力強い構築書体を窮屈にならずに空間性のある構成力を発揮しました。線に息づかいもあり、金石書の朴強剛直な直線を自己表現しました。


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☆太白賞「虹彩蒼空」
平凡になりがちな楷書造形を筆法によって表情のある線質に置き換え、小品ながらも筆力弾性を主体にして端然とした雄偉さを醸し出した姿勢を評価します。 


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☆北斗賞「我逢人」結波
流麗にして清冽な切れのある線で、緩急をとらえながらすっきりとしたリズミカルな紙面をつくっています。その結果、清楚な余白感を引き出しました。


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