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第5回 名古屋遊墨展
2016.1.19→1.24
栄サンシティギャラリー
5回めとなった遊墨展の初日は雪の合間の快晴となりました。
オープンと同時に待ちかねたお客様が詰めかけ、物販コーナーは人によっては早々と完売状態になりました。
回を重ねるごとに書の常識を打ち破る、個性的な作品で個性を競う60点以上の展覧会となりました。
少字数、多字数、詩文、抽象アートなどさまざまですが、オリジナル墨のニジミ効果や着彩した作品、工芸アート作品、クレパス作品。余白を生かした作品、また逆にフォーマルなモダン作品など、それぞれが日常の等身大の題材を、独自の考えに基づいて表現しています。ひとくくりにできない百花繚乱の様相が、見どころとなって十分に楽しんでいただける内容となりました。
日ごろは古典の研究を重ねていますが、作品は装丁も含めて現代のモダンインテリアとして通用する工夫をしています。
形骸化し萎縮した書道の常識を打ち破るべく、名古屋では類例のない書アートへの意気込みが、来場者の熱い眼差しを集めていました。
寒いなか、ご来場をいただきまして有難うございました。
「模様」伴一想 「でべそ」芋切丸 「螺旋」蓮風