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文字凛凛
遠藤雪飛
2012.11.17~22
竹川画廊
~今回文字凛凛を終えて
個展会場の扉を開けた時、柔らかい空気が流れているか、あるいはこちらの意気込みが伝わっていたか、それとも作品がただの墨景色として訴える力もなく漫然とならんでいるだけだったのか、などなど期待と不安が交錯するなかで時間をすごします。
私は書く文字のもっている力を信じ、その文字に自分のイメージをふくらませて、 楽しかったり、嬉しかったり、悲しかったりと、その折々の感情や思いを筆に託し、新たな表情が生まれた作品でのぞみます。
しかし、それが伝わらなかったかもしれない、と気持ちが落ち込むことも多々あります。でもこれが精一杯の現在の私の姿だからしかたがない、と最後は開き直っています。
心にひらめくものが私の文字として昇華され、新たな心のかたちを宿すこと。そして人に伝わることが大きなよろこびとなり生き甲斐となっています。
個展を重ね少しでも前へ進みたいと思うばかりです。
遠藤雪飛 記す