Contemporary Art Calligraphers Assosiation (CACA)。現代書家 岡本光平氏が特別顧問を務める書作家協会です。

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第3回 臨書展
2015.2.10→2.15
アートスペースリビーナ

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 CACA第3回「臨書展」は、会場を表参道に移し、全紙臨書作品29点、倣書作品18点が出品されました。       
臨書は金文から古隷、近隷、木簡、残紙、王羲之、王献之、龍門造像記、顔眞卿、懐素、米フツ、何紹基、徐三庚、伊秉綬、藤原行成、貫名菘翁などが対象となりました。臨書作品のヨコには古典法帖の原本コピーが一緒に展示されており、比較されやすいために作者にはなかなか厳しい展示となっています。また個々に対象とした古典の魅力、苦労、選んだ理由などのコメントが記されていて興味深い展示となっています。 

      
倣書作品は古典の特徴を生かした創作作品です。半折2分の1以内の作品が多く、一見クラシックでありながら装丁はモダンな感じで、インテリア作品としての新鮮な印象を与えています。

  
作品は販売対象となっており、書表現の正道をゆく姿勢が多くの来場者に指示されはじめております。 

以下、受賞作品のご紹介です。


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☆瑞鳳賞  「金文」 (殷)  
金文の字形の面白さだけに気持が傾きがちなのを制御し、拓本の無機質な線に繊細な緩急と柔軟な呼吸を吹き込んでいます。そして何よりも全体の線の経絡と空間性を意識して表現しています。金文ならではのイチバン難しい“間の美”をとらえました。 


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☆金虎賞  「送裴将軍詩」 顔真卿 (唐)  白子谿雪
ダイナミックな顔眞卿の破体表現の行草書を、気力横溢させた貫通力で表現しています。力強さと字形の安定感もあり、全体感のある臨書となっています。書は気の力が第一羲であることを示した書きぶりです。


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☆寶亀賞  「楊淮表記」 (後漢)  山田咆月
「楊淮表紀」は古隷摩崖碑の筆頭格の名品です。繊細にして強さを内に秘めた伸びやかな線を表現しています。字間、行間の自然な間合いの流れのなかに、余情と空間性を表出させました。


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☆龍門賞  「楊小妃造釋迦像記」 (北魏)  芋切丸
緩急、遅速、太細、直則、虚実のあるさまざまな線を立体的に構成しています。そして大いにはつらつとした見どころのある画面を演出しました。臨書は基本的に古典の模写ですが、その裏側にある精神性を表現するということを示した創作作品でもあります。


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☆銀漢賞  「酔華」  撫子
端正にして典雅な篆書の特徴を、ケレン味のない正確な筆法と造形で紙面に定着させています。一見主張のない静かな書き方のようですが、薄っぺらな創作とは違う品性のある書の本質に迫ろうとする深い思慮が宿っています。


~特別出品~
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「李太子帖」 米芾(宋)  岡本光平


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「大神」  岡本光平



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