URL24
《銀座》ベストインテリア書展 Vol.5
2014.4.17→4.27
タチカワ 銀座スペース Atte
5回めを迎えた『銀座インテリア書展』は、インテリアとして現代の感性にマッチし、売れる書作品をめざしてきました。今年の内容は、画期的なものとなりました。 出品者同士が投票審査するという方法で、規定部門の審査にパスした27点の『風』は、すべて同じサイズの同じ額で装丁されました。書体も甲骨文から篆書、行書にいたるまで、同じ文字ながらイメージと表現の個性を競い来場者にアピールしました。
一方、自由部門にパスした32点の特色は、何点ものさまざまなカラー作品の登場で新鮮な話題をさらいました。
カラー作品はいままでになかったわけではありませんが、はるかに深くモダンな表現手法が研究されて新たな“墨彩書”が出現しました。これらカラー作品の材料の絵具もさまざまなら、調合方法から合わせる紙までもそれぞれによく研究吟味され、色の出し方そのものにも作者の個性ある表現が見る人を楽しませました。
インテリアとして、アートとして、今までの日本にはない新しい書の可能性を確実に切り開いた画期的な展覧会となりました。会期中にはリピートする人たちもおり、来場者は500名をはるかにこえました。
CACAは日本で今、もっとも最先端、最新鋭の書アートの実践集団だといえます。
☆CACA現代アート書作家協会賞 「雨」 小林白濤
☆ベストカリグラフィ賞 「たきび」 岡田萌生
☆ベストカリグラフィ賞 「土」 雷鼓
☆ベストインテリア賞 「響(ハーモニー)」 一緑七菜
☆ベストインテリア賞 「愛嬌」 伴真奈美
☆CACA特別顧問賞 「風」 内田由惠